沖縄の家庭の味!油味噌って知ってる?

沖縄では馴染みのある料理、「油味噌」をご存知でしょうか。本土ではあまり聞きなれない料理ですが、沖縄に住む人達にとっては「沖縄の味」「家庭の味」と感じる料理のひとつなんだそうです。

油味噌はアンダンスーやアンダミスーなどとも呼ばれており、常備菜としても活躍してくれる万能料理です。沖縄ではお馴染みの油味噌を使った料理や歴史を知って、沖縄の家庭の味を味わってみませんか?

油味噌とはどんな料理?

沖縄では馴染み深い料理の「油味噌」。味噌と豚の脂肪を炒め、砂糖や泡盛などを加え味を調えた沖縄料理です。泡盛が無ければ他のお酒でも代用できますが、泡盛を使っていただくとより本格的な味わいを感じることが出来ます。

本土でいう肉味噌のような料理で、お酒のツマミや常備菜としても食べられています。そのままご飯に乗っけて食べても満足できる一品になりますし、炒め料理の調味料として使うこともできたりと応用の効く料理です。

油味噌は冷蔵庫で保存すれば1ヶ月ほど持つため、大量に作り置きしておく家庭も多く見られる沖縄の定番料理です。

油味噌の歴史

油味噌は古くから伝わる沖縄の家庭料理で、保存食として重宝されてきました。高温多湿な沖縄では冷蔵庫があまり普及していない時代、食品の保存が難しかったため腐らせないように様々な工夫をしていました。

味噌と豚の脂肪は、沖縄の環境下でも保存がしやすい貴重な食材で、その二つを合わせた油味噌が常備菜として根付いていったのではないかと言われています。冷蔵庫が普及した現在では、豚の代わりに魚介をまぜたものも販売されており、そちらもとても美味しいですよ。

もともとは家庭料理なので分量や細かい材料などは各家庭により様々です。油味噌は、”うちの味”を感じる料理なのです。

スパムおにぎりにも油味噌

油味噌は家庭料理ですので、気軽に作れる料理です。油味噌を活用できる料理としてオススメしたいのが、スパムおにぎりです。
スパムおにぎりを作る際に隠し味として油味噌を塗るだけなのですが、一気に沖縄感が高まります。他にもおにぎりに油味噌を塗って焼きおにぎりにして食べるのも至高です。

とにかくお米と相性のいい油味噌。あつあつ白米にそのまま乗っけて食べることに飽きたらこのような食べ方にアレンジしてみてください!

焼きナスの油味噌

油味噌は豚の脂や魚介などの具が入っている為、焼いたナスと一緒に炒めたり乗っけたりするだけでもあっという間に立派なおかずになります。作りすぎてしまった油味噌を一気に消費したい場合などにおすすめです。

ナス以外にピーマンなどの野菜を加えて炒めても美味しいですし、厚揚げに乗っけたり、卵焼きの具として食べるのもとっても美味しいですよ。

あなたの家にも油味噌

沖縄の家庭の味を感じる料理「油味噌」。沖縄に来たら是非味わって欲しい料理のひとつです。お土産屋さんに沢山並ぶ油味噌の中からお気に入りのものを見つけてみてはいかがでしょうか。

また常備菜として作っておけば、おうちでいつでも沖縄を感じることが出来るかもしれませんよ!