個性的な生き物が大集合!ヤンバル(沖縄島北部)に生息する動物たち

沖縄の北部一帯は自然豊かなエリアでヤンバルと呼ばれています。その地に住む生き物は実に個性豊かで、知れば知るほど興味が増すはずです。ヤンバルクイナやノグチゲラ、リュウキュウヤマガメなどを見ることができますよ。そのほかにもオキナワトゲネズミやケナガネズミなど、楽しい動物たちの生態などを見ていきましょう。

「ケケケケケ」と鳴くヤンバルクイナは飛ぶのか飛ばないのか?

ヤンバル(沖縄島北部)を散策していると、「ケケケケケ」とよく響くけたたましい鳴き声が聞こえてきます。これは沖縄の天然記念物にも指定されているヤンバルクイナと呼ばれる鳥です。全長約30cmで、世界中でヤンバルにだけ生息している珍しい生き物です。さらにこのヤンバルクイナは、鳥なのに飛ぶことができません。飛ばずに林の中を歩き回って、餌を探しています。地上にも餌がたくさんあるので、飛ぶ必要がないという説もあるようです。けれども道路を歩くので、車のドライバーたちにとっては気が気じゃない存在です。沖縄旅行ではヤンバルクイナに気を付けて運転しましょう。

ケナガネズミとオキナワトゲネズミ

Via:Wikipedia

体の長さが約30cmもの巨大なネズミがヤンバルには存在します。ケナガネズミという生き物で、日本最大のサイズです。ケナガネズミはその名の通り長い毛並みをしており、身体の半分は白色です。木の上で生活しており、昆虫などを餌にしています。夜行性なので、夜のヤンバルで目撃されることが多いようです。

ネズミ類ではもう1種類、オキナワトゲネズミがヤンバルでは有名です。オキナワトゲネズミは非常に稀な種であり、国の天然記念物指定になっています。長さは15cm前後で、体中にトゲの毛があるのが特徴です。ケナガネズミと同じく夜行性で昆虫を食べます。跳ねながら移動するネズミです。

陸上に住むリュウキュウヤマガメ

リュウキュウヤマガメはヤンバルの森に住む亀です。背中の縁がのこぎりの刃のようにギザギザになっています。甲羅の大きさは約7~15cmで、陸上にて生活していることが特徴的です。沖縄では「ヤンバルガーミ―」とも呼ばれています。ヤンバルでは4月~9月に現れるようです。4月~5月が産卵シーズンで、7月中旬から下旬にかけて卵がかえります。リュウキュウヤマガメも沖縄の天然記念物に指定されています。

ヤンバルの森の木に穴を掘るノグチゲラ

Via:Wikipedia

ノグチゲラとはキツツキの一種で、沖縄の特別天然記念物です。世界中で生息地はヤンバルだけで、非常に珍しいキツツキです。ヤンバルに生えるイタジイなどの樹木に、大きな巣穴を掘ります。その穴の大きさは直径約15cm、深さ約50cmととても大きいですよ。カミキリムシなどの昆虫のほか、土の中にいるセミの幼虫なども餌にします。土を掘って幼虫を食べるのはとても興味深い行動と言えます。

ヤンバルの生き物を大切に

ヤンバルクイナをはじめとするこうした生き物は、天然記念物にも指定され絶滅しないように大切に守られているものがたくさんいます。ヤンバルを散策するときは、運が良ければ出会うことができるかもしれませんね。珍しい動物たちは、みんなで大切にすることが重要です。危害を与えることなく、そっと見守ってあげましょうね。